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Posted by あしたさぬき.JP at

2008年10月29日

職人時代の思い出

先日1件 新築工事の棟上をしました。
この時には応援の大工さんがワラワラと集まります。

一服の時その辺に腰掛けて雑談したりして過ごすのですが
ふと昔の大工の弟子時代の事を思い出しました。

私の大工の弟子の頃(昭和44~)

弟子は朝8時には仕事に取り掛かる(現場が遠くても同じ)
一服の時はノミやカンナの刃を研ぐ
時間が余った時は親方の道具の手入れをする

言われた仕事が終われば、終わりました次は何をしましょうか?
と聞きに行く。決して終わったからと言って休んではいけない。
職人はお客様に雇われているのだから、仕事中はお客様に体
を売っていると思い雇われている時間は精一杯働く事。

屋外で座るときはしゃがんでも片膝は立てて座る。
これはこの頃の言葉で ヤンキー座り の様な座り方は
行動に移る意欲が無い と見られる。
片膝を立てて座るならいつでも行動に移れる形に見える

一人で出来る事を楽だからと言って2人でしてはいけない。
図板(今で言う平面図)は暗記して、どんな事を聞かれても
図板無しでも答えられないといけない。

残業は8時頃まで仕事をして夜食を食べたら、その後の時間
に対してもらえました。

休日はほとんど無く、お盆休みとお正月が公然と休めて
あとは2ヶ月に1度日曜に休みが有りました。

今の若い職人さんはこんな事を強いられたらやりきれないでしょう。


今となったら懐かしい思い出です。でもこの時代を過ごした事で
この後、修行で何社か勤め先を変えましたが、どこに行っても
メチャクチャ楽な職場環境に思えました。
県外から一人で高松に来て、知り合いも、友達もほとんど無かった
ので、最初の職場から変わる環境が無く約10年勤めました。

大工工事の基礎だけはキッチリ仕込まれました。
今でも 曲がりまくった松の丸太の梁 の墨付は出来ると思います。
階段の墨付も同じです。

でも今は便利になってほとんど機械が仕事をしてくれます。
いい時代になったと思いますが、なにか寂しい気もします。






フォーアールグループは「ペット優しい家人にも優しい」で、生き物に、人に、そして自然に優しい心と、パナソニックの「エコアイデア」で、エココロライフを応援します。
フォーアールパナソニック耐震住宅工法テクノストラクチャーの家注文建築住まいリフォームで、香川高松の皆様に、
アレックスワーク分譲住宅と一般注文建築で、香川高松の皆さまにご愛顧いただいています。  


Posted by ロマンスグレーBon at 20:56Comments(2)新築工事現場のアレコレ